私は金融工学とバリュー分析を応用した 
 「アクティブリバランス投資法」を実践しています。

 ここでは、背景となる理論ややり方の詳細について
 ご紹介しています。

 本当に理にかなって、簡単な手法なのです。
 知っておいて損はないと思いますヨ!

 初めての方まずバックナンバーをご一読頂く事を
 オススメします。

 バックナンバーはこちら 

「マネーゲームではない、本当に殖やす投資」一緒に考えて見ませんか?!
 
 
【アクリバ詳細その29】さらなる効率化運用!

 さて前回は先物を使ってレバレッジを上げた運用についてご紹介しました。
 但し馴れていない方はやめておきましょうネ。
 ※夜眠れなくなったり、仕事が手につかなくなったりしますよ!

 今回は反対に倍率1倍で、ファンドを使うより効率を良くする方法のご紹介
 です。

 と言っても、別に難しい事ではなくて「個別銘柄を買う」です。

 例えば日経平均採用銘柄を30銘柄ほど買っておけば、日経平均とほぼ同じ
 値動きになる事になります。

 さらに言うと、日経平均採用銘柄に拘ることもなくて、東証一部採用のそこ
 そこの銘柄であれば、まあ宜しいのではないかと思います。
 
 もちろん多少の好みを入れても良いですし、皆様の選択眼をもって銘柄選び
 されるのも良いでしょう。

 ただし、一点だけ心がけて頂きたいことは「特定分野に偏らない」と言う事
 です。

 例えば、最初の銘柄が電機のパナソニックだったら、次は内需関連株と言う
 事でイオンを入れて、もう一つ関係の無さそうな分野で武田を入れる・・・
 なんて感じが良いのです。

 もうお分かりだと思いますが、これで個別銘柄特有のリスクが打ち消される
 事になって、かなりインデックス(日経平均やTOPIX)に近い値動きに
 なってゆきます。

 そして、アクティブリバランスをやるのであれば最低5銘柄、できれば30
 銘柄以上を1単元づつ所有して下さい。なるべく1銘柄は1単元だけにして
 銘柄数を増やす方向で考えてください。
 
 そして全体が値上がりしたときは「特に高くなったと思う銘柄」を売って株
 の比率を下げ。反対に全体が値下がりしたときは「安いと思える銘柄」を買
 います。その比率は私がご報告している「日経平均用」の比率でOKです。

【なぜ効率的なのか?!】

 この個別銘柄での運用、ファンドでの運用に比べると多少面倒です。また、
 個別銘柄の場合はノーロード(=売買手数料無料)はありえませんので、売
 買コストはかさむ事になります。

 それでもなお、ETFを含んだインデックスファンドより効率が良いと言え
 るのです。

 それには2つの理由があります。

 1つめは信託報酬。ファンドである限りかならずこれは発生します。
 水準として年0.2%~0.5%と言うところでしょうか?!
 ただし、これは大きな問題ではありません。

 もう一つの問題は「指数の銘柄入替えを狙った、コバンザメ投資の存在」で
 す。これは今でも年1%前後、指数を押し下げる効果を生んでいるようです。

 このコバンザメ投資、聞きなれない方もいらっしゃると思いますのでご報告
 しておきます。

 例えば日経平均の銘柄入替えが分かったとします。銘柄入替えは何月何日か
 らという事が事前に分かります。つまりこの日、日経平均連動型ファンドは
 新規採用銘柄を大量購入、反対に採用除外された銘柄を大量売却するのです。

 つまりこの動きを先回りしておいて、銘柄入替えが分かった時点で、
 「新規採用銘柄を購入、採用除外銘柄を空売り」とする事で、かなりの確率
 で利益をだせるのです。これがコバンザメ投資と呼ばれています。

反対にインデックスファンド側はこの割高になった採用銘柄を買い、割安と
 なった採用除外銘柄を売らざるを得ません。ですからどうしても若干の損が
 出ることになります。

 実はこのコバンザメ投資に影響されるのはETFなどのファンドだけではあ
 りません。新規採用銘柄は日経平均に採用される前にすでに割高になってい
 ます。ですから結果的に日経平均の指数そのものを押し下げてしまうのです。
 #2000年4月の入替えでは10%もの影響があったことが有名です。

 したがいまして「コバンザメ投資」が得る利益を支払うのは日経平均ファン
 ドのみならず先物やCFDで指数を買っている人全員と言う事になります。
 #さらに言うとTOPIXであってもやはり影響は受けているとの事です。

 反対に言うと、指数を買わなければこの影響を受けないのです。

 簡単に言うと日経平均採用銘柄のうち、将来入替えが無さそうな銘柄だけで
 ポートフォリオを組んでおけば、簡単に日経平均を上回る運用ができると言
 うワケです。

 これが個別銘柄投資をオススメする理由です。

 確かに個別銘柄では売買コストがかます。しかし、この水準は私の試算で年
 0.4%程度だと思っています。(証券会社でもかなり変わりますが・・・)
 ですから、信託報酬やらコバンザメやらで年1%強持っていかれる事を思え
 ば充分ペイできると考える次第です。

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2010.11.06 Sat l 投資技法 l top