私は金融工学とバリュー分析を応用した 
 「アクティブリバランス投資法」を実践しています。

 ここでは、背景となる理論ややり方の詳細について
 ご紹介しています。

 本当に理にかなって、簡単な手法なのです。
 知っておいて損はないと思いますヨ!

 初めての方まずバックナンバーをご一読頂く事を
 オススメします。

 バックナンバーはこちら 

「マネーゲームではない、本当に殖やす投資」一緒に考えて見ませんか?!
 
 
【アクリバ詳細その27】先物利用の注意点!

 前回は毎月3千円からの始め方をご紹介しました。
 そして先物にもちょっとだけ触れました。
 
 先物を使う事は投資効率を上げる意味で有効なのですが、扱いを間違うと
 大変な失敗につながります。今回はこの点について、ご説明します。

【先物取引とは・・・・!】

 まずは先物とはどんなものかを簡単にご説明します。
 知っている方は、ここは飛ばして下さい。

 日経225ミニを例にします。(以降、日経ミニと略します)

 まず日経平均が1万円だとします。日経ミニの取引単位は100倍ですので
 、1枚買おうとすると本当は100万円が必要と言う事になります。
 #先物の場合、1取引単位の事を1枚と呼びます。

 ところが、先物は期限までに(3月、6月、9月、12月の第二金曜日)に
 「値動きした分の差額だけ支払ったり/受け取ったり」すれば良い事になっ
 てます。

 つまり、1万円で買って、期限までに1万1千円になれば、元金100万円
 が110万円になりますので、10万円を受け取れます。

 反対に1万円で買って、期限までに9千円になれば、元金100万円が90
 万円になってしまいます。したがって10万円を支払わなくてはなりません。

 先物の場合、この元金が不要なのです。差額さえきちんと払えれば良いので
 す。

 ですが、実際には「負けた側」の人がきちんと支払いをせずに、踏み倒す可
 能性があります。
 それを防ぐために、先物取引に参加するには元本の約5%程度を証拠金とし
 て取引所に預ける義務があるのです。

 こう言うワケで元本100万円の取引が「約5万円」でできてしまうのです。
 
 先程の例で、1万円で買って、期限までに1万1千円になれば、5万円
 が15万円・・・つまり3倍になってしまいます。

 反面、1万円で買って、期限までに9千円になれば、5万円の証拠金の他に
 追加で5万円を支払う必要があります。
 #実際には証拠金不足のときに資金追加しないと強制的に打ち切られます。
 #また、この例ですと、最低でも証拠金を10万円追加(合計15万円)
 #しておいて、清算後に5万円返ってくる事になります。

 先程の例ですと証拠金が5万円・・・ですが、これが500万円だったら
 ・・・すごい事になりますね!

【アクティブリバランスでの先物活用方法!】

 ※注意
 #ここに書いてある方法は、ある程度相場に馴れた方でないと無理だと思い
 #ます。馴れていない方の実行はお止め下さい。

 先物は読みが当たれば大きく利益を出せる反面、はずすと大きな損害に繋が
 ります。ですが、うまく使えば利益につながる事も事実です。

 さて「アクティブリバランスでの先物活用」は如何するべきでしょうか?!

 今までお話して来た中でご理解頂いていると思いますが、このアクティブリ
 バランスには「損きり=ロスカット」という概念がありません。
 つまり、株価がどんなに下げたても、破綻しないように「上手い」ナンピン
 をする必要があるのです。

 そして、理論上は「株価がゼロになったときに、全資金を投入する」と言う
 事になります。ですから、厳密に言うと先物を使う機会は存在しません。

 ところが・・・です。
 「日経平均の底が本当にゼロと考えなくては行けないか?!」
 と言うと・・・如何でしょうか?!

 例えば、日経平均の一株株主資本は約8000円です。これの8割程度みて
 おけば充分ではないか・・・つまり最悪6400円想定・・・なんて言えな
 くもありません。(あくまで例えば・・・の話です)

 あくまで参考ですが、私は株主資本の半額、つまり4000円を基準にして
 います。そして日経平均が4000円になった場合でも買いポジションが維
 持できるように資金コントロールします。こうすると先物を使う機会が出て
 きます。

 今の日経平均が1万円だとします。これが4000円になった時に10%の
 元本が残れば良いや・・・と考えるわけです。

 #反対に言うと、本当に4000円になった場合、資金は10%しか残りま
 #せん。これに耐えなくてはいけないワケです。
 #馴れないとキビシイですよね!

 するとこんなお金が必要です。

  1:値下がり準備金(日経ミニ1枚あたり)

    (今の日経平均 - 最悪日経平均) × 100 = A
     例)(1万円ー4000円 )×100 = 60万円

  2:10%証拠金

     最悪日経平均 × 10 = B
    例)4000円 × 10 =4万円

  合計準備金 = A+B 例では64万円

 つまり私のリスク管理水準では、先物1枚買うのに64万円必要・・・とな
 ります。もちろん日経平均の現在の値段でも必要準備金は変わります。
 
  例えば日経平均 9000円では 54万円
      〃   8000円では 44万円
 
 となるわけです。
 ですから、私は元本の概ね2倍をMAXと考えてい運用しています。

 元本の2倍の最適比率と上記の必要準備金の低い方を優先して投資するワケ
 です。

 次回は実例を載せますね!

 ■くれぐれも要注意

  レバレッジ1倍で良いのであれば「買い」の先物を使う意味はありませ
  ん。ETFや一般ファンドの方がオトクです。この点はお間違えなく!
 
  反面「売り」で先物を使うテクニックは存在します。これは別途ご紹介
  します。


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2010.10.23 Sat l 投資技法 l top