【はじめに】

 私はこれまで短期売買に対して厳しい立場で意見を述べさせて頂きま
 した。
 
 でも絶対ダメ・・・とまでは言えないと思っています。

 このあたりのニュアンスが今回のテーマです。

【短期売買の分類】

 以前、私はアメリカでの調査の結果

 「全体として見れば、相場の先行きは予想できていない」

 という事になる・・・とお話ししました。

 これは「短期売買はオススメ出来ない」と言っているに等しいです。

 ですが、この事実を知ってなお「合理的な判断の元に」あえて短期売買
 を行っている方々もいらっしゃいます。

 そんな方々はおおよそ下記の3種類に分類できると思います。

  1:(ごく一部の)相場の先行きが予想できている人

  2:短期の裁定取引を行っている人。

  3:損失リスクを避ける売買を行っている人

 でしょうか?!

 この3種類をもう少し考えてみます。

■(ごく一部の)相場の先行きが予想できている人

 先ほどもお話した通り

  「全体として見れば、相場の先行きは予想できていない」

 これが事実なのですが、反対に言うと

  「一部には、相場の先行きが予想できている人がいる」

 とも言えます。

 もし(予測できる人)の仲間に入れるのであれば、すばらしい事です。
 そして、この領域が多くの投資家の目標なのでしょう。

 ですが、個人的には

 「個人投資家がこの領域を目指すのは止めたほうが良い」

 と思っています。 理由は簡単「難しいから」です。

 本当にアバウトな推計なのですが、私の試算では

 「将来を予測して、十分な利益を出せている人は0.1%もいない」

 との結果が出ました。(詳しい計算は避けておきますね)

 言うなれば、市民ランナーがマラソン大会で入賞を目指す領域です。
 1万人参加の大会で10位入賞しなくてはなりません。

 それも参加者の7~8割が実業団選手(機関投資家)と言う世界です。
 その中で勝ち残らなくてはなりません。難しい事は理解頂けると思い
 ます。

 不可能とは言えませんが、とてもおススメできません。

■短期の裁定取引を行っている人。

 ヘッジファンドがメインでやっているのが、概ねこの方法の様です。

 簡単な例では

 「日経平均現物と先物で値差が生まれた瞬間にポジションを
  設定して、値差が解消したらポジションを解消する。」

 なんてやり方です。

 もっと複雑な複合銘柄同士の取引や通貨/債権そして証券を絡めた取引
 も行われています。
 
 でもこの方法、最近は高速のコンピューターで常に市場を監視。
 儲けの機会があったら「1000分の1秒」レベルの時間でポジション
 設定/解消を行う・・・なんて世界。

 最近ではプログラム売買では処理が間に合わず、並列処理ハードウェア
 を構築して処理を実行する・・・なんて領域にまで話が進んでいます。

 とても個人投資家の手が出せる領域とは思えません。

■損失リスクを避ける売買を行っている人

 私が唯一、個人投資家が短期売買を行う意味があると思えるのがこれ
 です。・・・ここは次回にお話します。

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 (宜しければ下記も参考にしてください)
  ○アクティブリバランス投資法とは?!
  http://gookabu.blog48.fc2.com/blog-entry-86.html
○主なバックナンバー
   http://gookabu.blog48.fc2.com/blog-entry-153.html
○アクティブリバランス詳細解説リンク集
   http://gookabu.blog48.fc2.com/blog-entry-53.html
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2011.10.25 Tue l 投資技法 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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