私は金融工学とバリュー分析を応用した 
 「アクティブリバランス投資法」を実践しています。

 ここでは、背景となる理論ややり方の詳細について
 ご紹介しています。

 本当に理にかなって、簡単な手法なのです。
 知っておいて損はないと思いますヨ!

 初めての方まずバックナンバーをご一読頂く事を
 オススメします。

 バックナンバーはこちら 

「マネーゲームではない、本当に殖やす投資」一緒に考えて見ませんか?!
 
【アクリバ詳細その30】先物売りの活用

 今週は先物売りの活用です。

 と言っても、現在の日本の場合「先物と株式の損益通算」ができないので実
 際には机上の空論です。ですが近々税制が変わるとの話もあり、その時には
 使える技術ですから知っておいて損はありません。

 先週は「個別銘柄ポートフォリオ」をオススメしたわけですが、いかんせん
 売買がやりにくいやらコストがかかるやらで今ひとつ。

 そこで先物の登場です。

 株への資金配分を減らすときに株を売るのではなくて、「先物を売る」と言
 う手段があるのです。

 日経平均1万円の時、例えば500万円分の個別株ポートフォリオを持って
 いたとしましょう。
 この時に、日経平均ミニを一枚売れば実質、株は400万円分しか持ってい
 ない事になるからです。

 極端に言うと、日経平均ミニを5枚売ってしまえば、相場の上昇下落はまっ
 たく影響受けなくなります。

 さてこの方法、何が良いのでしょうか?!結構あります。

  1:金利を受け取れる
  
    先物を売る・・・と言う事で、先物の買い方から短期金利相当分を
    受け取れる事になります。(今なら売建て分の0.5%前後?!)

  2:先週お話した「コバンザメ投資」が味方になる。

    指数が値下がりすれば先物売りは利益になります。
    しかし個別株ポートフォリオは「コバンザメ」には影響受けません。
    #入替え銘柄をもって持っていた場合は影響を食らいます。(笑)

    つまり上手くすると先物売建分が年1%前後のコバンザメ利益を生
    んでくれる可能性があるのです。

3:売買コストが安い。

    100万円分の現物株を売ると手数料は300円~1000円程度で
    しょうか?!

    これに対して、先物は同じ100万円売って手数料53円です。

    確かに3ヶ月に一度、手数料がかかります。でも金利の受け取りや、
    コバンザメの利益を考えると誤差範囲です。
 
 いかがでしょう?!

 極端な話、現物株を500万円分持っておいて、日経ミニを5枚売った場合
 ・・・上手くするとほぼノーリスクで年1~1.5%程度の収益が得られる
 事になります。ある意味、これが先物の正しい使い方です。

 但し、くれぐれも申し上げておきますが
 今の日本では「先物と現物株式の損益通算」はできません。

 ですから、実際にこれをやると値下がりしても値上がりしても税金で損する
 事につながります 残念ながら・・・・

 でも「損益通算ができる時代」は近づいている気がします。

 参考)金融庁資料
 http://www.fsa.go.jp/news/21/sonota/20090831-2/01.pdf

【念のため】

 以前にもお話した事がありますが、念のため再度申し上げます。

 現物株のヘッジにはあくまで先物又は今後出てくる「くりっく株365」で
 行ってください。

 ブルベアファンド、店頭CFD、ETFの空売りはNGです。

 なぜならこれらはコストが高すぎて先程の利益が吹っ飛ぶ事になるからです。
 概ね年2~3%のコストがかかると考えて間違いありません。

 またブルベアファンドは構造的にも損失がでてしまう事になります。

 ご注意ください!



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2010.11.13 Sat l 投資技法 l top